乳腺科

乳腺科

当院の乳腺科は、乳腺疾患および内分泌疾患を対象とした診療科です。
乳房に関わる様々な症状(しこり、痛み、分泌など)についての診断を行います。
乳房に何らかの症状があり、乳がんを心配される方はお早目にご相談下さい。
甲状腺についても気になる方は、ご相談ください。

◇乳腺疾患

こんな症状の方はご相談ください

・乳がん検診
・乳房のしこり
・乳房の痛み
・乳房のかゆみ
・乳房の皮膚の異常
・授乳中の乳腺炎  など…

乳がんの主な症状には、腫瘤(しこり)、硬結(乳腺の一部が硬くなること)、乳頭異常分泌、乳頭の糜爛(びらん)などがあります。
痛みは乳がん特有の症状というわけではありませんが、可能性がないわけではありませんので、念のためにも診断を受けることをお奨め致します。
当院では視触診に加え、マンモグラフィや超音波診断装置を用いて、患者様になるべく負担の少ない乳がん検診が可能です。

乳がん検診

視触診に加えてマンモグラフィ、超音波診断装置(乳腺エコー)を用い、検査を行います。

○マンモグラフィ検査
マンモグラフィとは乳がんを診断するための乳房専用レントゲン撮影装置です。
具体的には、乳房を平面ではさんで圧迫し、撮影を行います。
撮影画像をもとに、腫瘤(しこり)の評価、石灰化病変(乳腺中に砂のように存在する細かい石灰成分)などの判定を行います。
○乳線超音波検査(エコー検査)
エコー検査とは乳房に超音波をあてて、はね返ってくる音波を画像化し行う検査です。
超音波を通すために乳房表面にゼリーを塗って、その上から機械(プローブ)をあてて、乳房内部を検索します。
視触診では判断できない小さな病変を見つけることが可能です。
当院ではエコー機にエラストグラフィを搭載したものを使用しており、エコー検査で腫瘍の硬さがわかるようになりました。
一般に硬い腫瘍は悪性であることが多いといわれています。
しこりの硬さを調べることができるため、しこりの悪性度を推定することが可能です。
更なる精査が必要な方や、悪性の疑いがある方は、専門病院へ紹介させていただきます。

◇内分泌疾患

こんな症状の方はご相談ください

・最近疲れやすい
・最近太ってきた、または痩せてきた
・咽頭部異物感・不快感、嚥下困難を感じる
・甲状腺の手術を受け、現在は症状が安定しているが、通院が遠くて困難
・検診で甲状腺が腫れているといわれた  など…

甲状腺の機能に異常がある場合は、一見、更年期症状のように思えることがあり、年のせいと思って放置されることがあります。
放っておくと、時に重篤な状態を引き起こすことがあります。
甲状腺の機能異常症は、男性よりも女性に多く発症するため、注意が必要です。
当院では甲状腺手術後のフォローも可能です。紹介状をもとに、採血や甲状腺超音波検査を行います。

過去に甲状腺の手術を受け、現在は症状が安定しているが、通院が遠くて困難という方、検診で甲状腺が腫れているといわれた方も、どうぞご来院ください。